禅語を味わう

むしん

無心

無心

無心とは心が無い空虚状態ではない。良寛和尚が「花無心にして蝶を招く」の句を示されたように大自然のありのままの生き生きとした姿に
“それ”はある。人は誰もが“それ”のど真ん中にオギャーと生まれてきたはずなのにいつしか、知恵とともに欲を持つようになり「ああなってくれ」「こうなるのが当然だ」と、煩悩妄想の世界で右往左往している。
一山、一川、一樹、一草、一虫、一華、一つのいのちが大自然の中でありのままにいのちを輝かせているのを見よ! 煩悩妄想をすべて無くすことは出来ないが少しでもそういった余分なものから離れて、なたが貴方らしく精一杯生きること、それが「無心」であろう。
どんな現実に直面していようと、自分に与えられた場所でありのままの自分を輝かせることが大切なのではないだろうか。