禅語を味わう

せいふうめいげつをはらう

清風払明月

清風払明月

黄檗宗第五十五代加藤慈光管長書

この句は「明月払清風(明月 清風を払う)」と対句である。「美しく輝く月」はそれだけでただ美しい。「さわやかで清らかな風」はそれだけでひたすら爽快だ。その二つがお互いに主人となったりお客になったりしながらその美を極めている。その自然美の極致は決してありきたりの言葉で表現することは出来ない。